LTP12紹介文

いったいお前はいつの話をしているんだと。

 

 

 

ええ、ええ、おっしゃる通りでございます。

発売日を雑にググってみると、2014/03/26、つまり五年以上の月日がたっていることになりますね。

 

遠い昔のことですが、しかし、私はこのCDとの、いや厳密にいえばオーディオルーム(的な名前のCD曲とか視聴できるやつ)で聴いたドラマパートとの出会いを、今でも鮮明に覚えています。

 

 

 

当時、アイドルマスターの中で最も好きであるアイドル『萩原雪歩』と、当時、全くと言っていいほど知識も興味も持っていなかったアイドル『周防桃子』。

 

 

 

私は今、この二人のアイドルを、その関係性から、目を離すことができないどころか、四六時中それについて考えているといっても差し支えありません。

 

 

 

ここからはLTP12に収録されているドラマパートについて、まだ聞いたことのない人にはその紹介を、そして既に聞いたことがある人に向けて新しい視点で取り込んでもらえるような解説を、私なりの解釈を交えながら進めていきつつ、最終的には所謂『ゆきもも』という組み合わせのこれからについてまとめていきます。

その際、アイドルマスターミリオンライブのアプリ内で視聴できた序盤――所謂導入部分についてのみ簡易なネタバレを含みますので、予めご了承ください。

 

もしお付き合いしていただけるのであれば、以下の点について留意していただきたく。

 

・基本的にキャラクターをミリシタベースで位置づけようとしていますが、LTP12がそもそもミリマス内の作品であることと、私の中でアイドルマスター2の萩原雪歩の存在が大きすぎることによって、複数シリーズの影響を受けた状態で物語をとらえてしまっています。

 

・そのくせアイドルマスター博士ではないので、萩原雪歩周防桃子、その他キャラクターについてすべての情報を有しているわけではありません。また、これはめちゃくちゃ大事なことなのですが、二人の絡みの中でとても大きな要素といえるであろうアイドルシンフォニーをちゃんと履修していません。

 

・あくまで現段階での個人的なまとめであり、作品やキャラクターを決定づけるものとして公開しているつもりは一切ありません。

 

 

 

あと昔から読書感想文とか苦手だったので多分カスみたいな文章構成になっていますが、なんとか人が読めるくらいのものにするための努力は怠らないようにします(予定)

 

 

 

 

 

・不機嫌な周防桃子

 

桃子はアイドルを始める前から子役として活躍していたということもあって、なかなか一筋縄ではいきません。なんせ、大人であるPとの初対面に、自分のほうが先輩であることを誇示してくるくらいの生意気……自信家です。そんな出会いを経て、少しずつ彼女の年相応なところが見えてきたり、或いはやっぱり彼女の意識の高さや大人びたところを見せられたりして、そのギャップというかなんやらで踏み台は量産されていくのでしょう。

 

しかし、それにしたってこのドラマ内の、特にステージ準備段階の周防桃子は棘がありすぎます。

 

ロコたちがステージ準備に勤しむ中、一人だけ関与せずに隅っこで踏み台に座っていたり、話しかけてきた雪歩に「そんなんじゃ芸能界はわたっていけないよ」と、なかなか厳しい言葉を返したり、挙句の果てにはリハーサルができないという理由で先に帰ってしまったり。目に見える言動だけではなく、声色もとても十一歳のものとは思えないほどに冷めていて、周防桃子は文字通り荒んでいたといえるでしょう。

 

さて、その理由ですが、当初思ったのは、単にこの子は周りとの必要以上の接触を避ける狂犬タイプ、所謂、初期の如月千早北沢志保と似たようなアイドルであり、それ故の態度なのだろうという解釈でした。

 

もしこの仮説が正しければ、続くお話はきっとこうなるはずです。

 

芸歴が長くて仕事に対する意識が高い桃子は、己の高みを目指すことに集中していて、そもそも今回のユニットでのステージにもあまり前向きではない。そんな非協力的な態度をとる彼女が、雪歩、千鶴、ロコの三人に支えられ、仲間と協力することの楽しさや大切さを学んで、アイドルとして成長していく、ハートフルストーリー。

 

 

 

一見、あり得そうなこの筋書きは、しかしLTP12の内容と照らし合わせてみると、掠ってすらいません。それどろか、私が最終的に至った見解とは真逆なのですから。

 

 

 

このまま話を続けるといきなり核心に触れざるを得ないので、ひとまず話を戻して桃子の不機嫌な理由について考察していきます。

 

まず、彼女は大前提として、決してユニット活動が嫌いなわけではありません。どんな仕事でも手を抜かない桃子が、嫌いなお仕事だからやる気がないという説はあまりにお粗末ですね。また、そもそも彼女は以降のユニット活動に置いてとても積極的な姿勢を見せているはずです。例えば、リコッタでの活動では自らが指導係を引き受け、年上相手に一切遠慮することなく改善方法の提案を行い、アイドルシンフォニーではリズム隊のリーダーになって、メンバーを牽引していました。また、桃子の貢献は自らのユニット内のみには収まらず、例えばミリシタのユニット、『EScape』の演技指導役を買って出ることすらやっているのです。

これらの要素から、周防桃子は仲間と一緒に行う活動へ否定的なアイドルだとすることは難しいでしょう。

 

しかし、彼女がユニット活動でトラブルを起こしてしまったことも、また事実です。ミリマス版リコッタでは無茶を重ねようとしてのり子に叱られていますし、ミリシタ版リコッタでは亜利沙に言うべきではなかった言葉を投げてしまいます。トラブルとまではいわずとも、アイドルシンフォニーでは仲間への伝え方で四苦八苦し、JellyPoPBeansでもユニットコンセプトのすり合わせがなかなかうまくいかずに一時離脱、結果メンバーに心配されています。

 

みんなと協力することに肯定的といっても過言ではない桃子ですが、終始円満というわけでもありません。その理由とはいったいなんなのか。

単に桃子の物言いが他のアイドルたちと比べてきつめであるという可能性も考えられますが、私はもっと大きな理由が存在していると考えています。

 

それは彼女がアイドルや女優活動について、他人に評価されるということをひとつの目的にしているからではないでしょうか。

 

承認欲求が強い、とまとめてしまうと、あまりいい気持ちはしないと思いますので、言い方をもっと可愛くすると、誰かの役に立ちたい、そしてそれを認めて、褒めてもらいたいという気持ちが、恐らくは他のアイドルよりも大きく存在しているということです。

 

彼女は確かにストイックに仕事に取り組む、ベテランの女優というにふさわしい功績を持っていますが、そもそも彼女はまだ11歳の、小学生の少女。仕事がうまくいったら褒めてもらいたいし、純粋に誰かの助けになりたいし、そして桃子ちゃんはすごいねって、言ってほしい。

というかそもそも、自らへの評価が常に存在していて、それが結果として返ってくる世界で生きてきたのですから、そういう傾向が人一倍強いのは当たり前です。

 

だからこそ、彼女はその場面や機会が失われようとする瞬間に、大きな焦燥や不安を感じます。

 

顕著に表れたのがミリシタ版リコッタのコミュで、亜利沙がレッスン中に撮った写真をまとめて、それを参考資料として活用しようという流れになったときに、自らの練習の遅れや、指導係としての立場のなさ、そういった要因が重なり、言い知れぬ危機感を感じた桃子は衝動的に強い言葉をぶつけてしまいました。

 

さて、ではこれらの要素を鑑みて、LTP12でおかれていた周防桃子の状況を考えてみましょう。

 

まず、彼女らのユニットに置いて、ステージ構成を一任されていたのは、ロコでした。

桃子にとってロコは天敵の1人です。仲が悪いわけではなく、単に芸術という分野においてロコ以上に貢献することができず、おまけに特有の喋り方があって理解や協力も容易にはいかない状態が発生しやすい相手ということです。

さらに、アイドルとしての先輩、萩原雪歩がいたということで、これが正真正銘初めてのユニットステージであると考えられた桃子では、リコッタの時と同じように指導係を担うことはさすがに難しかったでしょう。彼女は賢いので、無理をしてでも自分が主導権を握ることはパフォーマンスの向上につながらないと理解していた。

 

故に、論が長くなりましたが、桃子は機嫌が悪かったのではないかと。彼女はこの公演において、未だ自分の居場所を見つけられずにいた。ロコへの評価が辛口だったり、芸術を「人に伝わらないから興味がない」とバッサリ切り捨てたり、そういった発言も、直接みんなの力になれない悔しさというか、やるせなさから出てしまったのではないでしょうか。

 

結果的に、その反動がステージ冒頭のMCで露骨に見られます。ここまでの落ち着いた喋り方はどこへやら、一気に年齢相応な、甘くて幼い声で『お客さんを楽しませる』ことに徹したのです。もともと周防桃子がアイドルに対して抱いていたイメージを演じたというのはきっと間違いないでしょうが、より一層客受けのよさそうな『周防桃子』を作り、実際に客席を沸かせたことで、彼女は大きく自信を持ちます。

きっとこの状態の桃子でも、その後のソロとユニット曲を歌いきることは容易であり、ステージで成功に収めることは十分に可能だったでしょう。彼女にはそれだけのポテンシャルがあって、自信があって、そして経験があったのですから。

 

しかし、そうはさせなかったのが、他でもない萩原雪歩というアイドルでした。

 

 

 

 

 

・頑固な萩原雪歩

 

萩原雪歩といえば、どんなイメージのアイドルでしょうか。優しくて、気弱で、清楚で、芯が強くて、自分に自信がなくて、努力家で、演技が好きで、あと見た目がいい。

いろいろな魅力がある彼女ですが、そんな中でも私が雪歩のことを好きになった大きな理由の一つに、「萩原雪歩は頑固である」というところがあります。

 

アイマス2から萩原雪歩を好きになって、実際に自分でもプレイしてみたのですが、やはり一番最初に彼女に抱いた印象は、引っ込み思案という部分でした。男の人が苦手で、自信がなくて、そんなアイドルがPと二人三脚で成長しながら頂点を目指していく――そんなストーリーを予想していて、事件は起こりました。

 

「イヤですって、言ったんです!」

 

彼女らしからぬ、いえ、私が思っていた萩原雪歩らしからぬ、強い否定の言葉でした。

もう頑張りたくない、頑張ることはできない、リーダーなんてムリだ。

そういった、ある意味はっきりと口にするのは難しい言葉を、いつもお世話になっているプロデューサーに、雪歩が苦手意識を抱いているはずの成人男性に、臆することなく捲し立てました。

 

雪歩が弱音を吐くこと自体は珍しくありません。自己評価の低い人間ですから、周りと比べて劣っている部分を見つけてしまい、それがついつい口に出てしまうのでしょう。それらをバネに、もっと頑張らなきゃと、そうやって転ぶ度に強くなっていこうとしていた萩原雪歩が、頑張ること自体をイヤだと言ってしまったのです。

 

何故ならば、その頑張らないといけない理由や状況を作ったのは、彼女ではなく、彼女の周りの人間だったから。

 

雪歩がやるぞと決める瞬間は、いつだって雪歩自身がやるぞと思った瞬間です。他人からきっかけをもらうことはあれど、最終的に萩原雪歩という人間は、自らがそこを目標に定めた瞬間に走り出します。例えその方向が正しかろうが、間違っていようが、それを誰か――例えば、一番身近で見守っているプロデューサ――に指摘されようが、そんな些細なことは彼女自身が決めたことを歪めることはできないのです。

 

もちろん、こういった萩原雪歩の側面は、『意外と頑固』と評されることが多い通り、高い頻度で現れるわけではありません。普段の彼女は控えめな性格で、それ故に相手を立てながらコミュニケーションをとろうとしますし、「雪歩は黙ってて」という構文が存在するレベルで彼女の主張は弱々しいものです。

 

あくまで、自らが決めた絶対に譲れないものがあるときだけ、彼女の頑固さは発揮されるのです。 例えば、ステージに立つアイドルの在り方、とか。

 

ここまで語ればもうお判りでしょうが、LTP12内においては萩原雪歩の頑固さが、存分に発揮されました。

そしてその相手はもちろんプロデューサではなく、同じアイドルである周防桃子に対してです。

 

舞台は無事、整いました。

周防桃子』と『萩原雪歩』の戦いの火蓋は、切って落とされるのです。

 

 

 

 

 

LTP12は、非協力的な態度を取り、周りが見えなくなってしまっている周防桃子のお話ではありません。

 

LTP12は、仲間と協力することの大切さを、二階堂千鶴やロコという仲間と共に優しく説いていく萩原雪歩のお話ではありません。

 

 

 

LTP12とは、『誰かのために』アイドルになろうとする周防桃子と、『自分のために』アイドルとして立つ萩原雪歩が、お互い主張を、経験を、意地をぶつけ合う、熱血バトルストーリーなのです。

 

 

 

 

 

ここまでがまだLTP12を聴いたことがない人への紹介だとするなら、ここからが既に聴いたことがある人へ向けての解説となります。

仮に聴いたことがない人が目を通しても問題ないよう、物語の重要部分についてはできるだけ詳しい内容を回避しつつ、私がLTP12の好きなところを、できるだけ絞って2つほどピックアップしていきます。

 

 

 

 

 

・あなたはあまりにも変な人

 

「変なの」

「なんか変なの」

「なんか変じゃありませんか」

「ほんとに変なんだから」

 

上記のものはすべて、桃子が雪歩の言動に対して発した言葉になります。

合計四回にも及ぶ『変』認定は、それぞれ場面や意味合いが異なりますが、最終的にこの『変』という評価が覆ることはありませんでした。

 

萩原雪歩といえば、年下キラーの異名を冠していることで有名、かどうかは知りませんが、年下アイドルとの触れ合いが他の同年代アイドルよりも比較的多めです。大神環から雪歩お姉ちゃんと呼ばれたり、エミリーから模範にしたい大和撫子のうちの一人と評されたり、また、劇場版アイドルマスターでは七尾百合子や箱崎星梨花、望月杏奈といった練習についていくのが苦しい面々に、同じ境遇を経験した立場として勇気を与える言葉をかけたりしています。

 

こうした評価、或いは言動に共通しているのは、雪歩の優しさや奥ゆかしさ、そしてそこに秘めている芯の強さからくるものであり、だからこそ年下のアイドル達に、ときにお姉さんとして、ときに憧れとして慕われるわけです。

 

周防桃子の下した『変』という評価は、それに値するものでしょうか。

 

一回目の『変』は、ある意味では他の年少アイドルが雪歩に対して抱いている印象と同じようなものです。

離れて座っている桃子に対し、わかるわかる、隅っこのほうが落ち着くよねという奇妙な寄り添い方を選ぶ雪歩は、シンプルに『変』な人ですし、同時に彼女のお節介焼きな部分を感じ取って、わざわざ自分に構わなくていいのに、という意味も込めたものだったのでしょう。 

 

二回目の『変』は、雪歩の少しおかしな様子を見て、桃子がひとりごちたものです。呆れているという様子ではないため、単に違和感を抱いた故の発言になります。

 

対して、三回目と四回目の『変』は、いったいどんな意味を含んでいるものなのでしょうか。

これらは両方とも物語終盤、つまり、萩原雪歩周防桃子の戦いがいよいよ佳境に入っているシーンでの発言です。

 

数々の対話を通し、周防桃子の中で萩原雪歩という人間がどういう人間なのか、どういうアイドルなのか、それが嫌というほどわかってしまった結果、やっぱり雪歩さんって『変』なんだという諦めと、安堵と、そして――。

 

桃子は『変』以外にも、『強引』や『調子に乗っている』といった、なかなか珍しい称号の数々を雪歩に与えていて、他のアイドルとは違った視点を向けていることが分かります。きっと雪歩の優しさも奥ゆかしさも桃子はもちろんわかっていて、なのに慕うような言葉ではなくたしなめるような評価をたくさん突き刺してしまう。

 

その理由は、萩原雪歩が珍しく頑固な一面を見せたから、というだけではありません。

周防桃子もまた、譲れないものを持っている、頑固なアイドルの一人なのです。

 

 

 

 

 

二階堂千鶴とコロちゃん

 

さすがに贔屓抜きに見ても、この物語の中心にいたのは萩原雪歩周防桃子の2人ですが、だからといって千鶴さんとロコが何もしていなかったかというと、そんなことはありません。

 

千鶴さんは、雪歩、桃子、ロコという、一歩間違えれば超絶面倒な事態になりかねないメンバーの中で、絶妙なバランスのとり方を心がけていました。突然のアクシデントや、それによる遅延、そしてメンバーのメンタル管理といった、本来であればプロデューサが対処すべき問題を、諸事情により彼女が捌き切ってみせたのです。最年長としての務めを果たしただけといえばそれまでですが、他の大人組のアイドルではあそこまでうまくステージが進行していない可能性は十分にあり得ました。

何故なら、千鶴さんは一回りも二回りも年下のメンバーを完全に信頼していて、自分が今必要な場所を常に正しく見極めていたからです。

桃子にかまいっぱなし&アクシデント発生源の雪歩、ステージとアートに夢中すぎるロコ、そして問題児周防桃子と、傍に寄り添いたい相手はたくさんいたことでしょうが、この子ならここは一人でも収められる、任せられると判断した瞬間、必要最低限の確認や激励のみで場を後にする姿には、器の大きさを感じざるを得ません。

 

ロコは先述した通り、今回のステージのコンセプトアートのようなものを担当していますので、いわゆるロコワールド全開状態です。なにか特別なことをしたかというとそういうわけではなく、むしろロコは普通にアイドルとしてステージに立っていただけです。

堂々と、自信をもって、好きなことに取り組みながら、楽しそうにアイドルをやっているロコというアイドルがこの物語でどういう意味を担っているかは、もうなんとなくわかっていただけることでしょう。

 

千鶴さんもある意味では同じ、セレブらしいステージというコンセプトでロコに対抗しようとしていますし、もしかしたらロコと千鶴さんの役回りが逆転する世界もあったのかもしれません。

 

 

 

この二人の存在は、ドラマの核心部分のカモフラージュにもなっていたのではないでしょうか。舞台裏だけでなくステージ上までも漫才風口論を繰り広げた2人は、意見を互いにぶつけ合っているように見えて、その実、自分が楽しめるステージを作り上げたいという同じ気持ちを語り合っているだけ。本当に争っていたのは桃子と雪歩です。ついでに言えば、協調性がない桃子とそれに助け舟を出す雪歩という構図を序盤に見せておいて、真の戦いは『誰かのため』の周防桃子と『自分のため』の萩原雪歩なのですから、構成としてもよく練られているというか、何回でも繰り返し聴いてられるというか、感服です。

 

 

 

他にもこの作品内には、語れば語るほど、聴けば聴くほど魅力であふれています。

是非、この機会に一度、LTP12のドラマパートを、曲を、聴いてみてはいかがでしょうか。

 

必ずやあなたの最高を塗り替える、とまではお約束できませんが、少しで良いと感じていただければなと思います。

 

 

 

 

 

・『ゆきもも』というコンテンツ

 

 

アイドルマスターミリオンライブというシリーズの中で、『ゆきもも』という組み合わせの知名度は決して低いものではありません。ただ、公式からの供給数は、大手カップリングと比べるともう一声といいたくなる程度のものに留まっています。

特に、ミリシタでは四コマ漫画での共演を二度果たし、互いの誕生日をホワイトボードで祝い合うという実績を解除しているものの、未だゲーム内での交流がないまま二周年を迎えそうな雰囲気です。頼みのLTP12もユニット曲であるココロがかえる場所が初期実装曲であるため、イベントコミュが見られるかどうかは定かではないといったところでしょう。

こればかりはどうしても公式の匙加減といいますか、そもそもキャラクターがたくさんいるゲームなので仕方がないといいますか、私たちが何か言ったところで変わるものではないのです。

 

 

 

ただ、萩原雪歩周防桃子接触は、いつか必ず来ると私は信じています。

 

 

 

何故ならば、周防桃子にとって姉のような存在はたくさんいても、常に全力でしつこいくらいに自分と向かい合ってくるライバルみたいで、アイドルの世界へ踏み入れるための第一歩を作り出した目標ともいえる、なのにどうしてか頼りなくてついつい自分のほうが気にかけてしまうファンのような特別な存在は、アイドルは、萩原雪歩だけなのですから。