中谷さん連鎖について 理論編

 

前回お披露目した中谷さん連鎖の導入編記事について、いくつか反応があったので記事冒頭でお答えしときます。

 

 

 

Q1.弱そう

 

A1.オチ言わないで

 

 

 

Q2.初手固定してるのに2手目で千切るのヤバそう

 

A2.わかる

 

 

 

それでは本編の方にどうぞ。

 

 

 

 

 

 

・中谷さん連鎖誕生のきっかけ

 

自分が戦形をずらしタワーに変えていた頃に、とある初手周りであんまり他の人が使っていないものを自分は好んで使っていました。

 

 

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それがこちらの abccbd の形です。

 

他の方は図の場合だと5縦してずらし弐式や魔方陣構築を狙っているのに対し、自分の形の理想形は次図です。

 

 

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この完成図、次ツモ16パターンどれがきても致死連鎖が発火可能になります。

 

①2列目赤からの2W3W

 

②5列目紫からの多連結4連

 

③6列目黄色からの5連鎖

 

④6列目緑ゾロ(緑+αなら他の色から発火すればいい)からの4ダブ

 

完成させた時点でドヤ顔ダブルピース間違いなしですね。

 

 

 

とりあえずなんでこんなことになるんだというと、左からの発火点に従来の千早式の色選択の技術を利用してるからです。

 

 

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これは某動画のとあるシーンから持ってきたぷよ図なんですけど、2連鎖目の赤に繋げるための発火色を3択にした(45列目の話)というやつですね。

 

3択発火と聞くと強そうな感じがするんですが、ご覧の通り作った場所が狭すぎて何とも言えない微妙さを発揮しています。

 

具体的に説明すると次黄赤や黄緑だとネクストを見ながら千切って置かないとダメというのが微妙です。

 

 

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それを改善するためには、発火側を広くすればいいのです。

 

1列余裕を持たせるだけで千切りは不要になり、現実的な範囲で2色以上の発火点を確保することができます。

 

発火側を広くすることで、それ以降の連鎖側のスペースが狭くなったという問題点は、上のスペースを利用して使わなかった色の回収を見ることがで解消が可能になるというのが左側発火の理論です。

 

 

 

そして、この形の肝は当然右からの発火ができるというところになります。

 

図でいう赤をデスタワーの発火点に見立てての構築が、先ほど述べた3択左発火後回収連鎖との両立可能になっているというのが、夢の4色発火を実現しています。

 

つまりこの形は千早式とデスタワーの融合系、ちはみきってことですよ!

 

実際には千早式でもデスタワーでも何でもなく、中央不定の基本的な考え方が一番のベースになってるんですけどね。

 

 

 

以上が、中谷さん連鎖誕生のきっかけになった連鎖であり、もうこの時点で中谷さん連鎖の基本的な連鎖の作り方や完成形は6~7割説明し終えています。

 

ザックリ中谷さん連鎖についていってしまうと、発火点いっぱい作りたいぞ!+2ダブ3ダブや多連結4連鎖大好きだぞ!+下の横3発火とかカッコいいぞ!みたいな人にはまあおススメって感じの連鎖法です。

 

 

 

 

 

 

・土台の定型化に至るまで

 

 

 

さて、それではあの連鎖をコンスタントに作るために必要なパーツは何なのかという話です。

 

赤の斜め関係を34列目に作ることが最優先なのだろうかと考えましたが、それって普通のずらしタワーですよね。

 

加えてずらしタワーとは違い、赤の斜め関係の下にぷよが敷いてあるというのがポイントなので、ここを土台のパーツにしないといけません。

 

そんなこんなで考えてるときに、千早式のとある形が自分の理想形と類似していることに気付きました。

 

 

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こんな感じの千早式4ダブの定型です。

 

図のように下の緑と黄色の両方からの発火を狙えたり、ツモによっては12列目に別の色を付け足すことで3トリ形を狙えたりと、柔軟性や連鎖短縮のしやすさ、クイック率の高さなどからほとんどに千早勢が好んで使ってるイメージがあります。

 

黄色と緑の位置関係が素敵ですよね。

 

自分もたまに千早式を組む時に好きな形として組んでいるのですが、ふと、とあることに気付きました。

 

 

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赤の位置を動かすことによって、先ほどの形に近いものになるんですよね。

 

左側を開けることによって、紫からの発火を可能にしただけなんですけど、先ほど説明した通りこの発火点が存在することが大きな意味を持ちます。

 

 

 

では、あの赤を上に寄せるためにはどうすればいいのか。

 

その答えは簡単で、端を作るよりも先に、中央の部分(上図でいう黄色と緑の位置関係)を土台として作ってしまえばいいのです。

 

 

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その発想から、導入編でご覧になってもらった基本図が完成したという話でした。

 

 

 

 

 

 

今回の記事はここら辺にして、次回は実践編、つまり具体的にはどうやって組んでいくんだろうという話を適当にしていきます。

 

中谷さんは可愛いので是非使ってみてください。

 

 

 

 

 

 

そして思うように来ないツモに嘆いてください。