やよいでもわかる! 中央不定形入門編!

 

作文が好きなので、流行りに(?)乗って初心者のための記事を中央不定形でも書いてみることにしました。

 

 

 

さて、早速ですが『中央不定形』とはいったい何なのでしょうか。

 

名前の通り、中央(3、4列目)から連鎖を組み始めて、最終的にはフィールド全体を使いながら2~5連鎖のあらゆる種類を駆使して相手に致死量を届けます。

 

BぷよS級リーグのトッププレーヤーたちが使っているため、強さはもちろん、見た目の華やかさや芸術性も兼ね揃えており『なんかかっけぇ連鎖法』です。

 

 

そして、そんな印象を持たれる中央不定形が故に、初めてBぷよを触る人の中には憧れから「私もあれをやってみたい!」と思って真ん中にぷよを組み始める人もいると思います(自分がそう)。

 

そんな人たちがぶち当たる壁はきっとこいつです。

 

 

「どこに何を置けばいいのか全然わかんねぇ」

 

 

中央『不定』形が故に、この連鎖法は他の連鎖法が持つような明確な『完成形』を持ち合わせていないのです。

 

よって、どこに何を置いている状態が正しいか、間違っているかすらわからず、闇に呑まれた中央不定形チャレンジャーたちは「もぅマヂ無理。デスタワー組も…」とか言いながら爆速の致死2連鎖使いへと変貌してしまうのです。 

 

 

つまり、中央不定形連鎖は極めて難しい高位連鎖法で、安易に手を出すことは決して許されないのでしょうか?

 

いえ、そんなことはありません。

 

そもそも大前提として、初代において『難しさ』というのはそのまま『弱さ』に直結します。

 

中央不定形に取り組むにあたって大事なことは、「あの難しそうな連鎖を真似してみよう!」ではなく、「あの難しそうな連鎖を簡単に考えてみよう!」なのです。

 

 

前置きが長くなり過ぎましたね。

 

この記事では、今述べた「あの難しそうな連鎖を簡単に考えてみよう!」というところからサポートしていきます。

 

 ・S級見て中央不定からBぷよを始めて見たくなったけどどうしたらいいかわからない!

 

・今使ってる戦形に飽きてきたし中央不定でも使ってみるかと思ったけど想像以上に組めない!

 

・Bぷよレート原点到達に向けて新しい足掛かりが欲しい!

 

みたいな層の人向けの記事になります。

 

2色発火の作り方とか組み替え方とかそういう難しいことはもっと強い人がブログで書いてたりするんでそっちで学んでください。

 

 

 

 

 

 それでは、本編を開始していきましょう。

 

中央不定には明確な完成形がないと先ほど述べましたが、あれは嘘です。

 

嘘ですというか、完成形を頭の中でイメージしておいた方がいいので、今から完成形を作っていきましょう。

 

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 それがこちらになります。

 

赤を1連鎖目にしたハンバーガーの2連鎖ダブルですね。

 

左右対称! 綺麗!

 

 

しかしこの完成図には大きな問題がありますよね。

 

このままうっても当然、致死量に足りていないという話です。

 

問題点を解決するためにはどうすればいいのか。

 

それは、赤の前に『2連鎖分の連鎖』を作ることですよね。

 

そうすれば潰しでしかない2連鎖ダブルは、相手を倒すための4連鎖ダブルへと形を変えてくれるわけですから。

 

 

では、実際に『2連鎖分の連鎖』を作ってみましょう。

 

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あと2連鎖分を作るために、どこのスペースを使えばいいのでしょうか。

 

既に作られた2連鎖ダブルが中央に構えているので、この連鎖を横に伸ばすことはできませんよね。

 

ということで、残ってるスペースである上に伸ばしていくわけですが・・・。

 

まずそもそも、赤が4連結している時点でどう足掻いてもここが1連鎖目になってしまうので、赤4つのうちの1つをまだ使っていない緑にでも変えちゃいましょうか。

 

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 こんな感じですね。

 

こうすることでこの図は、赤が1連鎖目の2連鎖ダブルではなく、4色がバラバラに入り乱れた形になってしまいましたね。

 

 

さてさて、これでもまだ致死連鎖は完成していません。

 

そもそも、赤の前に2連鎖分作るという話だったのに、どうしてこんなバラバラになってしまったのでしょうか。

 

そう、全ては先ほど入れた緑が原因です。

 

この緑がなくなれば、この緑が赤に変われば、綺麗な2Wに早変わりするのです。

 

 

それってつまり、赤の前に緑で連鎖を伸ばせばいいということですよね。

 

緑が消えて、あそこに赤が落ちてくるようにしておけば、最初の図へと連鎖が繋がるわけですから。

 

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どうでしょうか。

 

先ほどのバラバラの図を少し上下に分けて、間に色を差し込んでやれば、緑発火の3連鎖ダブルが完成しています。

 

中央不定とは、真ん中に作ったハンバーガーの間にどんどん具材を挟んでいく連鎖法だったのです!

 

これがイメージできるのとそうでないのとでは大違いで、できてしまえば中央不定の基本は抑えたといっても過言ではありません。

 

とこぷよなどで実際にツモを使ってたくさんのハンバーガーを実際に調理してみましょう。

 

 

とりあえず話は図に戻りますが、まだあのままでは緑発火の3連鎖ダブルですよね。

 

緑の前にもう1連鎖伸ばす必要があるわけなのですが、この1連鎖を伸ばす色は何色がいいのでしょうか。

 

先ほどはまだ使ってない緑を挟むという方法ができましたが、初代ぷよは4色で連鎖を組むルールであるため、もう未使用の色は存在しませんね。

 

ですので、緑の前に伸ばす色は1度使用済みである赤、青、黄のどれかを再利用するということになります。

 

はたして、3つのうちどれが正しい答えになるのでしょうか。

 

 

正解は、全部です。

 

これが中央不定が作る、多色発火の原理になるのです。

 

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それでは具体的に、青で連鎖を伸ばそうとした場合について考えてみましょう。

 

図をよく見てみると、既に緑の上に青が乗っかっていますよね。

 

この青の上に緑を乗せれば、青発火で緑に連鎖が繋がりそうな気がしませんか?

 

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こんな感じです。

 

しかし、2連鎖ダブルのパーツとして使っていた青を発火点にしてしまったので、このままでは青発火しても最後に青が残ってしまい、ただの4連鎖にしかなりませんね。

 

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では足りなくなった分を足してみましょう。

 

これで、2連鎖ダブルから4連鎖ダブルへの昇華は見事成功です。

 

最後の伸ばし方はめちゃくちゃ簡単ですね。

 

中央不定のポイントは、2連鎖ダブルのハンバーガーの中に緑という具材を挟み込むところなので、あれさえうまくいけば後は本当に簡単なのです。

 

 

さて、では多色発火というところについてもお話しましょう。

 

これも別に難しい話ではなく、今青でやったことは黄色でも可能ですよという話です。

 

少し黄色の場所を変えますが、同じように作ってあげましょう。

 

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さっきと全然変わらないですよね。 

 

元々存在していたパーツを1連鎖目として使ったので、足りなくなった分を補ってやったというだけの話ですから。

 

 

ところで、青も黄色も、伸ばしている場所が違うということにお気づきでしょうか。

 

こいつら、共存できちゃうんですようね。

 

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これが中央不定の真骨頂です。

 

図は、青から打っても黄色から打っても4連鎖ダブルになる、『2色発火4連鎖ダブル』とかいう強い連鎖になっているのです。

 

あれ、赤・青・黄の全部で作れるんじゃなかったっけっていう方もいると思いますが、まずは青と黄の2つから考えるだけで大丈夫です。

 

赤について考えられるようになるのは、青と黄色からの4連鎖ダブルが迷わずに組めるようになってからで構いません。

 

それができれば、きっと下の図のような変化についても手を出すことができるようになってくるでしょう。

 

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何故ならばこれも、元々存在していたパーツを1連鎖目として使ったので、足りなくなった分を補ってやったというだけの話ですから。

 

 

 

 

 

最後に、ハンバーガーの間に具材を差し込むために、どんなふうに初手を組んでいけばいいのかという話ですね。

 

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こういったものが、中央不定が使う初手周りになるわけですが。

 

見えていますでしょうか、黄色発火の2連鎖ダブルハンバーガーが。

 

見えていますでしょうか、間に差し込む青(紫)色の具材が。

 

それがイメージできれば、3手目以降の置き場は自然と決まってきます。

 

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おススメの練習法は、とにかくとこぷよのNモード(自由落下しなくなるモードのことで、キーボードのNを押しながら難易度選択をすれば始まるのだとか?)を使って、ハンバーガーを作ってみることです。

 

で、中には具材を挟みにくかったり、そもそも2連鎖ダブルのハンバーガーが作りにくかったりするツモが来ると思うんですけど、そいつらは発注ミスなので全部廃棄処分してしまいましょう。

 

本当に食べ物ならば炎上間違いなしですが、幸いぷよは無限に生まれてくるので心置きなくギブアップして、都合のいいツモだけを選んで捌いてみればいいのです。

 

そうして、基本的なハンバーガーが作れるようになってから、難しい配ぷよ、組みにくい配ぷよにも挑戦してみましょう。

 

 

以上、長くなりましたが、中央不定形の入門講座を終了いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おい想像以上にハンバーガー組めるツモすくねぇぞという批判は受け付けておりませんのでご了承ください。