名前をつけるということ

 

安心してください、いつものぷよの記事です。

いつもの、とはいっても多分半年ぶりとかですけど。

 

 

 

 

 

 

さて、今回の記事では、楽しくぷよの実力をあげるための個人的な方法を紹介しつつ、ついでに初代ぷよの連鎖の形について2つほどまとめようかなと思っています。

 

 

 

ではまず、本題の楽しく実力をあげられる(かもしれない)方法についてですが、これがタイトルの『名前をつける』という話になります。

 

 

 

みなさんは小学生のころ、自分のノートに書いた落書きキャラクターに名前を付けてみたことはありませんか?

 

その名前付きの落書きを、なんか漫画とか描いて動かしてみたことはありませんか?

 

 

 

私はあります、そーゆー人種です。

 

 

 

自分の生み出したものに名前を付けるというのは、個人差はありますが存外に楽しいものです。

 

生成したものの特徴をうまくとらえようと考えてみたり、あるいはまったく関係のない事物を取り出してみたり、厨二方向やセンスに全振りしてみるのもありでしょう。

 

 

 

こうして考え、つけた名前には愛着がわきます。

 

そして名前が付けられた対象には、もっと愛着がわきます。

 

 

 

愛着がわくと、その生成物をもっと改良できないかとか、もっと輝かせられないかとか、そういう方向性の努力をすることが『苦』とならなくなるんですよね、少なくとも僕は。

 

 

 

例をあげるならば、以前記事を書いた『中谷さん連鎖(中谷式)』ですね。

 

最初はほんとにふと思いついただけの形で、他の人がほとんど使ってないし、どうせならなんかネーミングでもしてみるかと割と雑につけたものです。

 

しかし、その結果4回にわたる記事を書いて考察し、自分の主戦型にも積極的に取り込み、自慢の連鎖法となるどころか、通メインとなった今では初代の唯一のモチベーションといっても過言ではありません。

 

また、名前を付けることによって周囲からの認知度というのも変わってきますので、使用してくれる人や改善案を出してくれる人がいるのもうれしい話です。

 

 

 

もっと広い、自分以外の初代ぷよの話を上げるなら、『2ダブ3ダブ』や『カルメル式回し(浮かし)』なんかがその例ではないでしょうか。

 

いずれも、名前が付いたことによって認知度がわき、真似をしてみる人が増え、初代ぷよの競技としての魅力や激しさが底上げされたといえるでしょう。 名前付かなくても強いから使うけど。

 

 

 

特定の名前が付くというのは、こうした愛着や認知度という部分でとても大きいのではないかと思います。

 

「〇〇さんが使っている××な連鎖が強い!」って言われてもふーんってくらいにしかなりませんけど、「『ヘルクロス』が強い!」とか言われたらなんだそれは!?ってなりますよね。

 

「『陸(六)式デスタワー』が見つかった!」とかいわれたらまず間違いなくほとんどの初代勢が飛びつくと思います。

 

こうやって自分だけでなく他者によっても認められた連鎖法は有志によってどんどん研究されていくので、自ずとレベルアップに結び付きやすい。

 

何よりも重要なのが、その過程がつらいと感じにくいのです。

 

 

 

もちろん、名前をつけたらなんでもかんでも流行るというわけではありませんが、結局愛着さえわけば自分で研究するきっかけになるので、とりあえず自分で考案した、あるいは強いと思った名のない形や連鎖構築を雑に名付けることにしています。

 

 

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例えばこれは、『1+2=3の法則』と呼んでいます。

 

3列目がその法則部分なのですが、この形は赤(1段)を消すと次に紫(2段)が消えるので、合計3段分の落下段数が生じて黄色が消えるという話です。

 

それがどうしたという話なのですが、実はこれ、紫と赤の順番が逆でも1+2=3の法則が成り立つんですよ。

 

 

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つまり、こういう赤と紫の2色発火が成り立ちます。

 

まだ煮詰められていない部分もあるので今回詳しいことは延べませんが、上記図だけでも緑発火への移行ができますし、もっと広い話をすると無理な弥生戦型の回避やabcc型への応用へにも役立てることができます。

 

これらの研究につながるだけではなく、実践中にも、「このツモはあの法則を使うことができる!」といった感じに、思考時間や迷いの削減につなげたりすることが可能なのです。

 

 

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もう1つがこちらの図になります。

 

abbb等を横に広げるタイプのデスタワー使用時にありがちな、1層目の色多すぎんねん問題ですね。

 

こういうときの解決法として、この多すぎる緑を1連鎖分の多連結としてまとめるのではなく、3連差分へ分割させるのです。

 

 

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安直な回答が、上記の図ですね。

 

1、2連差目の緑→緑がこの形のポイントで、この順の消え方さえ理解していれば見た目ほどの難しさはありません。

 

ただ見た目の派手さはあるのでやってやった感がすごいです。

 

具体例を出すならば、『第4回BぷよS級リーグ 傑作選』のNo.31(ニコ動で16:39のタグにも抜擢されている部分)がもっとも素晴らしい例でしょう。

 

上記図でいう赤、いわゆるタワーのL字の色を使わずに周りの色だけ繋げて5連鎖構築しているのでマジで一瞬理解ができません。

 

イルカさんがS級でこれを打つ前から形については考察していたのですが、それでも鳥肌が立つクラスの連鎖技術だといえるでしょう。

 

11手目の緑をノータイムで千切れるのがやばい。

 

これに比べてしまうと全く大したことありませんが、自分も一応youtubeにあがっている「関西ぷよぷよ道場 AC初代ぷよ頂上決定戦西予選」(2つあるけど長いほう)の2:14:36くらいで使ってるので、気になる人は是非。

 

 

 

なお、この形についてはデスタワーが下の横3を抜き取られることによって順番に崩壊していくので『だるま落とし』なんて名前を付けたりしてみましたが、別に下から順番に消えていくわけでもないのであんまりしっくり来ていなかったり。

 

特に思いついてないので、納得のいく名前を考えながら手順や発展パターンなんかをたまに考察してます。

 

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか。

 

みなさんも是非、愛用している私的定型に名前を付けて愛着を持たして、楽しくぷよのレベルアップに取り組んでみましょう!

 

 

 

 

 

 

ちなみに新しい形を考えるためにはとこぷよとか実戦とか積み重ねないとダメなので結局は苦です。

 

あと通は大体の形が強い人に研究されて名前もついてるので僕には無理です。